最近、ノイズキャンセラーヘッドホーンやインナーイヤーが再び流行をしています。 ( …量販店のコーナーで製品を良く見かけます。)
私は5〜6年前にアメリカの BOSE 社が日本で製品の発売をしたときに仕事でノイズキャンセルヘッドホンを試聴をさせて頂きました。
 (驚きながらノイズキャンセルの効果【雑音低減】を十分に実感をさせて頂きました。 )  

SONY などを代表として色々な会社がノイズキャンセル商品技術に参入し、当時は相当高価な製品でしたが、価格も昔に比べ大分
リーズナブルなりました。

私はこの技術を体感して、最初に思ったのは、撮影の音声収録のノイズ対策で行う  マイクの逆相ケーブルの接続技術です。
 まぁ〜技術的にはこういう事もあるよ! てな〜位の感じで… 知ってはいましたが、結構一人では仕掛け(設備)が面倒なのと
結果が怖くて ( 失敗して余計ノイズが出たりして… ) 実践を出来ませんでした。

理屈は割と単純で、逆相ケーブルにしたマイクをエアコン等のノイズの発生源の近くに設置をして、主マイクの音源の中からエアコン
の雑音を差し引くという技術です… ミキサーで調整をすればかなりノイズが低減出来るというテクニックです。 
ノイズキャンセル技術は多分こんな感じの技術が絡んでノイズを低減させているのではと考えていました。
 …まぁ〜現在の先端技術はこんなに単純な原理がベースでは無いかもですが…
今回の記事の前書フリとして… フト、上記を思い出したので記載しました。

撮影もスタジオ撮影だけでは無いので、ノイズはおうおうに気になる事が多いです。 特に  車が頻繁に通る場所での
街頭インタビューなどの収録ではハナからノイズの低減なんて考えません。
どうしたらノイズの中で人の話しを立たせて収録が出来るかという事に集中をします。 

室内収録でも、  ヘリコプターや   救急車   空調やエレベーターの駆動音  電話の着信音や
色々と気になります。 …外での騒音も、建物や窓の状態 ・ 音源の周波数 ・ 環境により〜 耳には殆ど届か無くとも
ガンマイクには強く反応する場合があります。

上記の  逆相マイクは継続的で一定の周波数の音が続く場合はかなり効果があるようです。
… しかし現場で多少空調ノイズを感じても…
実際は、まぁ〜 中々、面倒な設備(逆相接続)なので、マイクを出来るだけ演者(音源)に近ずける工夫で大体は対処します。

ここからが本題ですが…

そんな感じで収録をしていると、イザ映像編集時に、どうしても気になるノイズが出てきます。
恐らく禁じ手なのだと思いますが、多少人の声の音色(声の音域)を犠牲にしても、先ずノイズの方を優先して
出来るだけ小さくしたいような事が
出てきます。

そんな場合大体はパソコン内で処理を試み四苦八苦する訳ですが。
最近は色々なノイズ特有にプリセットプリセットされたノイズ除去機能を持つ便利なソフトも沢山あります。

しかし、私の使って見た限りでの結果では中々満足をする結果は少ないです。 
(持っているソフトでは色々専用の機能はありますが…既存のエフェクトはあまり使わずにグラエコで調整する事が現実には多いですが…)  

一度、音調作業をすると取り憑かれたように時間を忘れます。 …心理的にノイズが気になっているので、多少小さくなっても
まだまだ気になります。

しかし、最近使い始めたソフトで著しい効果があるソフトに出会いました。

ノイズだけが録音をされている部分を一度サンプリングをして、それを全体の収録音から差し引くという機能です。  
僕が使用してるのは有名な
Adobe のソフトの現行より幾つか古いバージョンですが、今までの結果で一番良い感じでした。
( …ソフトが英語バージョンで無ければモット良いのですが! )   

この機能は僕が使ったのソフト以外にも、現在色々な音響関連のソフトにもあるようです。
… 僕が
Test したのは Adobe のノンリニア編集ソフトですが、音楽系のDAWソフトも試して見たいと思いました。

しかし、この原理も考えて見れば基本原理は逆相接続のマイクと同じ理屈です。 

 一度どれだけの効果あるか逆相マイクも実際に試して
Report にして、記事の掲載をしたいと思います。 
( マイクの性質  ・ ミキサーの調整  ・ ノイズ音源種類等 ・ 収録環境や条件で結果は相当違うと予想が出来ます。
)

撮影がHDへ対応し…
でも、カメラが
DSLRなので、メチャメチャその辺(音)の構造は弱く… 最近の撮影でもインタビューで早速ノイズが音声に乗りました。
この程度なら後処理も出来るかと、タカを括っていましたが…
今まで使っていたソフトは
AC3は対応していなくて… アドビのソフトへのタイムラインに乗りませんでした。 
慌ててsonyのソフトで対応をしました。(まぁ〜まぁ〜何とかは成りましたがしっくり来ません。)
AC3は触ると、多分、劣化が激しいのだと思います。
…収録はやっぱり本来
PCMが良いのですが.、対応するビデオ機器は非常に高価 !!
AC3は収録した音は、まぁ〜まぁ〜な音質でも、可逆的なフォーマットだと言う事を実感しました。(操作も重い…)

と言う訳で‥ TASCAMDR90 を、撮影の音声収録機(DSLR用)として導入しました。

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音響技術のお話…

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